国際基準…??
【カイロプラクティックこまば】

国際基準…と耳にしても何だかよく分からないというのが実際のところではないでしょうか。ここでは、カイロプラクティックの教育面のお話を交えながら、国際基準について考えてみましょう。

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カイロプラクティックといっても色々あります…だからこそ、国際(WHO)基準をお選びください
WHOガイドラインこそが、これからのカイロプラクティックのスタンダード

法制化されていないからバラバラ…

日本ではカイロプラクティックは法制化されていません。そのため、教育内容に規制はありませんし、学ぶ期間も様々です。法制化されている国では4年以上の大学教育が標準とされていますが、日本で同等のカイロ教育を行っている教育機関は1校しかありません。2年程で卒業となる学校がほとんどで、ひどいところでは数日から数週間でおしまいというところもあるようです。

国内のカイロ教育の現状をイメージするための日本の地図イラスト

法制化されている国と同等の教育が望まれる…

もちろん年数の問題ではありません。だた、カイロプラクティックは単なるテクニックではないのです。解剖学や生体力学の知識がないと回復すべき機能を判断できませんし、生理学や病理学の知識がなければカイロプラクティックの適応・禁忌の判別もできません。その本質を理解するためにはカイロプラクティックの歴史や哲学的な側面を学ぶことも大切です! 患者さんに健康をゆだねて頂くのですから…

基準のない日本だからこそ何らかの基準が必要だと考えます。ではどこに基準を求めれば良いのでしょうか。私はその答えをカイロプラクティックの本場である国際基準に求めたのです。そのために5年(私が在籍した当時は5年制プログラムでした…)を要した訳ですが、学ぶべきことがたくさんあるのですから正直あっという間でした。

カイロプラクティック教育審議会

カイロプラクティック教育の質を保証するための認定機関(カイロプラクティック教育審議会:CCE)が世界4つの地域に存在します。それら4つの地域の連絡協議会として統括する役割を持つCCE-I(インターナショナル)も存在します。これら各CCEの審査を受け、認定(アクレディテーション)されることで正式なカイロプラクティック教育と認められるのです。地域毎に特性がありますから、世界統一基準というものがある訳ではありませんが、概ね全日制4年間4200時間以上の専門教育が課せられています。

日本ではどうかと言うと、正式にCCEに認定されている学校は1校しかないのです。

世界4地域に存在するCCEを表す世界地図のイラスト

大学教育がスタンダード

法制化されている国では大学教育がほぼスタンダードとなっており、例えばアメリカではパーマー大学、ナショナル健康大学など18のCollegeやUniversityで、オーストラリアではRMIT大学やマードック大学など4つのUniversityで教えられています。

医師と情報交換できる知識

どのような科目を学ぶのかというところはここでは省きますが、基礎科学から臨床科学、各種診断学を学ぶことで身体を多面的に診るための知識を身につけます。人の身体には1+1が必ず2とはならない複雑さがありますから、多面的な判断ができる知識をつけることが必要なのです。腰痛を例にとりましょう。筋肉や椎間関節、椎間板の問題から痛みを引き起こしているケースは確かに多いです。でも、内臓からの関連痛だって存在しますし、全身性疾患の可能性だってあるのです。私達カイロプラクターには患者さんの症状に応じて必要ならば他の医療機関に紹介する能力も求められています。だからこそ、医師と情報交換ができる知識を有している必要があるのです。

医学の知識が必要であることを示すための医師のイラスト

WHOガイドライン

今やカイロプラクティックはWHO(世界保健機関)に認められたヘルスケアなのですが、合わせてWHOから教育と安全性に関するガイドラインも出されています(「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するガイドライン」2005年11月)。カイロプラクティックはこれからも世界に広がって行くヘルスケアです。ただ、普及して行く中で、その国毎の事情もあって教育水準がまちまちになる危険性をはらんでいます。法制化されていない国では、誰しもがカイロプラクティックを行うことが許されてしまうかもしれません。それではカイロプラクティックを受ける方の安全を保障することはできません。だからこそ、WHOがガイドラインを示しているのです。ちなみに、そのガイドラインの中でも、正式なカイロ教育は全日4年制4200時間(臨床実習1000時間)以上と定義されています。

ちなみに、日本もその危険性を有している国なのです。だからこそ、WHOガイドラインに準拠したカイロプラクティックが普及されるべきと私達は考えています。

カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドラインをイメージした画像