カイロこまば通信 第172回
【2020.06.19 発行】
テーマ:一度リセットして体調の変化を探るのも手です…
食生活習慣に伴う体調不良をテーマとしてシリーズ化しているのですが、前回から半年空いてしまいました。前々回は『AK(アプライド・キネシオロジー)における内臓機能へのアプローチの概略』を、前回は『内臓の病変から生じる痛みの傾向』を紹介してきたのですが、今回へのつなぎをまとめると「体調に関わる自律神経をバランスさせることが大切!でも、来院時だけでなく日常からの対策も大切なので食生活習慣を見直してみるのも手ですよ…」ということになります。それを受け、何となく体調が悪いけど病院に行っても特段の問題はないと言われる…、いつも疲れている…という状態を受けて「何をしたら良いのだろう…」と悩まれて色々試されている方に向けて提案したいと思います。
原因がよく分からない不調に悩まされている方の中には、色々と情報を調べることで健康への意識が高くなり、滋養強壮に効果のある食事や栄養剤、栄養ドリンクといったものを日常的に摂られている方が一定数いらっしゃいます。ただ、色々と試すけど効果が出ているのかよく分からないといったお話を伺うことも多いです。このような方に向けてのアドバイスとしては、
"色々と試されているものを一度リセットして体調の変化を探るというやり方もあるよ!"
というものになります。病院からの処方薬は身体を維持するために必要なものが多いので今回の提案の対象外となりますのでご注意を!(勝手に止めて良いものではありません…)。ただ、健康に良いと言われる食材、栄養剤、サプリメントも摂りすぎると毒になるというだけでなく、用量を守っているとしても気になる点がいくつかあるのです。
大きくは3点あって、
- それらの代謝・排泄が肝臓や腎臓の負担になっていないか…
- いつも摂っている食材に食物過敏症様の反応を起こしていないか…
- 滋養強壮に有効な成分に合わせて含まれている添加物が過剰な反応を引き起こしていないか…
です。それらに有効な作用があるとしても、飲食するものであるならば必ず吸収や分解、排泄といった身体の生理機能に則った過程を踏んでいます。そこに負荷がかかるとすると身体(自律神経…)はパワーをかけて対応します。例えば、美味しいものを食べ過ぎた日やお酒を飲み過ぎた日にだるく感じることはありませんか? それと同じですが、過度に摂取すればそれらを吸収、分解、排泄するためにたくさんのエネルギーや栄養素を使わざるを得なく、その状態が長く続くと内臓器の働き、ひいては自律神経系全般に影響が生じることも危惧されます。
少し話がずれますが、カイロプラクティックの目的は施術で治すことではなく、治ろうとする身体の反応を引き出すことにあります。ただ、「昔に比べて反応が出にくい…、複雑になっている…」といった同業者の声を聞くことは多いです。ストレス過多や飽食の時代の中で身体が疲弊してしまっている方が多くなっていることも一因では…と推察しておりますが、健康を模索するとつい足し算になりがちなため、結果として身体を複雑にしているケースも多いことから、今回のアドバイスとなります。
次回はこれら3点についてもう少し具体的に書いて行きたいのですが、一度リセットするとしてどのように…という方法についての提案です。身体にかかっている負担を一度減らしてあげるという観点から、一か月間全て外して様子をみるというのはいかがでしょうか(病院からの処方薬は絶対に用量用法を変えないで!)。はじめの一週間はだるく感じることがあるかもしれませんが、その先の変化を期待して続けてみてください。もしかしたら何となく依存していた自分に気づくかもしれません。
健康に良いものを特に試していないという方は、普段の食生活の中でついつい食べたり飲んだりしているものを思い返してみて、同様に試してみることをお勧めします。
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