脚の付け根(股関節)の痛み
【症例報告16】

カイロプラクティックこまば
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症例のポイント:脚の痛みは反対の部位に痛みを出しやすいのですが、骨盤のバランスが崩れていることがほとんどです。このような場合こそ、カイロプラクティックが適しています。

60代女性。

症状

  • 2か月前から立つ瞬間や体重がかかると右脚の付け根に痛みが出る。
  • 長く歩くことでも痛みが出る。
  • 2年ほど左膝の変形性膝関節症で病院に通院していて、おさまってきたら反対の脚に痛みが出てきた。
  • 左膝が伸ばせるまでに改善してきたこともあって、歩く際の姿勢を正そうと思い無理したことが原因かも。
  • 骨盤のバランスを気にされて来院。

経過

初回検査では、左膝が完全には伸びきらないこともあって、立位姿勢で骨盤の傾きが認められました。また、股関節の動きや骨盤の安定に関わる大腿筋膜張筋、腸骨筋、ハムストリングスといった筋肉に右を中心に弱化が認められました。歩行の際に重要な中殿筋も、右側は痛みで力が出せない状態でした。それらの検査結果も踏まえ、骨盤のバランスが崩れて右脚が不安定になっていることから痛みが引き起こされていると考えられました。

もともと痛みのあった左膝に軽い刺激を加えるといくつかの筋肉の弱化が改善。バランスを崩す要因になる侵害刺激が左膝から常に上がっていることが疑われ、それをリセットする必要もありました。加えて、骨盤にある仙腸関節の機能障害や弱化筋を改善させるアプローチを行うことで、歩行時の痛みが軽減。2回目来院時に伺ったところ、痛みはまだあるものの立つ時の痛みは減ってきているとのことでした。ただ、右中殿筋は痛みとともに弱化が戻る傾向にあり、アプローチを変えながら施術する必要がありましたが、来院7回目にはしっかりと力が入る状態まで改善し、症状もその頃に落ち着きました。

膝の痛みをかばって反対の股関節に痛みが出ていることをイメージさせるイラスト

長期間、左膝をしっかりと伸ばすことができなかった訳ですから、立っている姿勢、歩き方は来院時よりも崩れた状態にあったはずです。膝を伸ばせるまでに回復したからには再度バランスのとれた状態に戻って頂きたいのですが、変形性膝関節症を患っていたということを考えると、痛みのなかった時と全く同じバランスに戻るというのはなかなか難しいと言わざるを得ません。左膝の痛みをかばっていた時の歩き方は、弱化した筋肉と過緊張した筋肉が混在しながら構築された歩き方ですから、筋肉の使い方を含めてリセットして行かないとならないのですが、この患者さんの場合はリセットするというよりもなるべく良い状態で再構築することが求められるのです。そのためには、左膝からの影響をできるだけ排除し、脚や骨盤に関わる筋肉を可能な範囲でしっかりと働ける状態に戻しておく必要がありますし、今どういうバランス状態にあるのかを把握しておくことも大切です。

この患者さんの場合は、中殿筋とハムストリングスという2つの筋肉がなかなか改善せず(施術後は改善するも次回来院時には弱化が戻る…)、立位でバランスをチェックするロンバーグテストやトレンデレンブルグテストでもNGが続く傾向にありました。それもあって、来院時だけでなく、日常からも筋肉を活性化させるためにエクササイズをお願いしました。

痛みなくしっかりと筋力を出せるようになるまで少々かかったのですが、エクササイズを頑張って頂けたこと、痛みがある中でも普段からバランスを意識して頂けたこと(この意識を持っておくことはとても大切です…)が、良い結果につながったと思います。

ひざ痛から股関節痛で治療をしていただきありがとうございました。3年ほど痛みがあって筋力低下を心配していましたが、休んでいる筋肉をおこすという考えに納得し、回復するという気持ちを持つことができました。自分の体をよく知り、第一に正しい姿勢で歩くことと負担のないトレーニングの提案をしていただきました。少々さぼりながらも続けることで回復がみられました。首のコリをケアしていただき、コリがとれました。

※症例の一覧はこちら→症例報告

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